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正官の特徴

こんばんは

四柱推命鑑定師の藤林です。


今日は通変星の正官についてお話しします。


通変星についてはこちらで説明しておりますので、参照下さい。

正官は通変星の5つのグループ(自立星・游星・財星・官星・印星)のうちの官星の1つです。

官星は、行動力を表し、頭で考えるより行動で結果を出すタイプ。


未知の世界に挑戦する意欲が強く、交渉力や営業力を磨けば成功できると言われる星です。


同じ官星でも、偏官の方が野心的で、正官の方は保守的です。


そんな官星の1つである正官は、文字通り社会的に正しい権威を求める星。


エリートコースや社会の王道を表します。


正官が主星の人は、真面目で几帳面、落ち着きがあり、責任感も強いため、地位や社会的な立場に恵まれます。


同じ官星の偏官が社会的規範からはみ出す激しさを持つのに対し、正官の人は常識と規範を守る穏やかなバランス感覚があります。


何事も隙は無く、与えられたノルマはきっちりこなします。反対に言うと、できそうもないことには手を出しません。


ダメだと思ったらさっさと手を引いて無理をしない逃げ上手ですが、出処進退を心得ることが自分なりの責任の取り方です。


官僚や警察官、銀行員、教員など、堅い仕事向きで、体制側にいたほうが穏やかに過ごせます。


格好悪いところは見せない優等生で、親や年長者からの受けは良く、引き立てを受けて伸びていきます。でも、堅苦しくて面白みに欠ける一面もあります。


小心者で自分たちの小さな世界で優劣を競う偉そうなタイプになりがちです。


プライドを満足させるためにも、競争する集団や組織を必要とします。


集団行動をすることを好み、その中でなるべく上の立場になってリーダーシップを取ろうとします。

集団の枠組みのなかで安心し、その中では攻撃的で、序列や優劣、しきたりをとても気にします。


今まで苦労して築いてきた実績や地位を守りたいと考え、それを失うことが無いようにという意識が強く、冒険はしないですし、周りの変化で流れが変わることも好みません。


異分子の登場で、自分の立場や状況が乱されそうだと予感したときは、密かに策略を巡らせても、阻止しようと図るでしょう。


下剋上や革命、新しい制度などは嫌いなタイプです。


快楽主義者や怠け者に対しては、シビアな態度もとります。


平気でルール違反をする人は許せず、正義感のスイッチが入ると、日ごろの温和さを脱ぎ捨てて激しく責め立てるときもあるでしょう。


ワンピースで言えば、天竜人や海軍がまさに正官の人といったところでしょうか。


地位や名誉、権威に憧れ、それらを守り、規律・ルールを守らない人や、自分の地位を危うくさせる人には攻撃的になり排除するタイプです。


そういった姿勢が行きすぎると、自分も周りの人も苦しくなるので注意が必要でしょう。


正官は夫を表す星でもあるので、女性が正官を持っていると、結婚運があると解釈されます。

男性の場合は正財があると結婚運があると解釈されます。


正官のキーワードは、

プライド、名誉、責任感、几帳面、時間に正確、社会貢献、世間体を気にする、年上を尊敬、律儀、

といったワードになります。


正官の特徴は以上になりますが、実際に有名人を上げてみたいと思います!!


主星が正官の有名人は、私が調べて見つけたのは、

岸田文雄さん、石原慎太郎さん、羽生結弦さん、古館伊知郎さん、羽鳥慎一さん、本田望結さん、倉科カナさん、吹石一恵さん、佐々木希さん、剛力彩芽さん、柴田理恵さんでした。


では、政治家の岸田文雄さんの命式を見てみましょう!

命式の月柱の蔵干通変星を主星や中心星といいますが、

ご覧のとおり、主星に正官がありますね。


岸田さんの場合は、主星の上に正財があります。


正官と正財は理想的な組み合わせです。誠実で温和で品のある人物となり、目上の引き立てに恵まれて社会的に成功します。


人望も厚く、苦境に立ったときにはどこからか協力者が現われるでしょう。非情な判断をしたり、大胆な改革をするのは苦手です。


以上で、正官のお話を終わりにします。


自分がどの通変星を持っているか、その通変星がどの位置にあるのか、是非確認してみてください。


LINE@で生年月日を送信いただければ、

鑑定書(1枚版)を無料で送らせていただきます。

次回は印星の一つ、「偏印」についてお話しします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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